2026-06-17
YouTube・Spotifyのラウドネスノーマライゼーションとは?初心者向けにわかりやすく解説
動画や音楽を公開したあとに、
- 「自分の動画だけ音が小さい気がする」
- 「アップロード前は大きく聞こえたのに、YouTubeでは小さく聞こえる気がする」
- 「他の曲と比べると音量感が違う」
と感じたことはありませんか?
その原因のひとつが、ラウドネスノーマライゼーションです。
これは、YouTubeやSpotifyなどの配信サービスが、視聴者・リスナーにとって聞きやすくなるように、再生時の音量感を自動で調整する仕組みです。

ラウドネスノーマライゼーションとは?
ラウドネスノーマライゼーションとは、簡単に言ってしまえば、
コンテンツごとの音量差を少なくするための自動調整
です。
たとえば、1本目の動画は小さく、次の動画は急に大きいと、視聴者は「音でかっ!」となり、そのたびに音量ボタンを操作しなければなりません。
そういったことを防ぐために、配信サービス側が「このくらいの音量感で再生しよう」という基準を持ち、音量を調整する機能になります。
LUFSとは?
ラウドネスノーマライゼーションを理解するうえで大切なのが、LUFSです。
LUFSは、一言でいうと、
人間の耳で感じる“音の大きさ”の基準値です。
です。
音声編集ソフトには「dB」や「ピークメーター」が表示されますが、これは主に瞬間的な最大音量を見るためのものです。
一方でLUFSは、曲や動画全体を通して「どれくらい大きく聞こえるか」を見るための指標です。
つまり、
- dB:瞬間的な音の大きさを見やすい
- LUFS:人間が感じる平均的な音量感を見やすい
というイメージです。
※LUFSについてはコチラの記事で。
YouTubeのラウドネスノーマライゼーション
YouTubeでは、一般的に -14 LUFS前後 がひとつの目安として知られています。
YouTubeは、音が大きすぎる動画に対して、再生時の音量を下げることがあります。
たとえば、動画の音量が大きすぎる場合、YouTube側で再生音量が自動的に下げられることがあります。
反対に、もともとの音量が小さすぎる場合は、必ずしも十分に大きくしてくれるわけではありません。
そのため、動画を作る段階で、ある程度適切な音量に整えておくことが大切です。
Spotifyのラウドネスノーマライゼーション
Spotifyも、ラウドネスノーマライゼーションを行っています。
Spotifyでは、通常の再生音量として -14 LUFS前後 が目安とされています。
Spotifyでは、アップロードされた音源のラウドネスを確認し、再生時に音量が大きすぎたり小さすぎたりしないように調整されます。
Spotify Premiumでは、再生環境に合わせて音量レベルを選べる場合があります。
| Spotifyの音量設定 | 目安 |
|---|---|
| Loud | -11 LUFS |
| Normal | -14 LUFS |
| Quiet | -19 LUFS |
また、Spotify向けの音源では、True Peakを -1 dBTP以下 にしておくことが推奨されることが多いです。
※True Peakについてはコチラの記事で。
YouTubeとSpotifyの違い
YouTubeとSpotifyは、どちらも音量をそろえる仕組みを持っていますが、動き方には少し違いがあるようです。
| 項目 | YouTube | Spotify |
|---|---|---|
| 目安 | -14 LUFS前後 | 通常 -14 LUFS前後 |
| 大きすぎる音源 | 下げられることがある | 下げられることがある |
| 小さすぎる音源 | 十分に上がらない場合がある | 設定や条件によって調整される場合がある |
| 主な対象 | 動画・音楽動画・配信 | 音楽・ポッドキャストなど |
初心者の方は、まずは細かい違いよりも、
YouTubeもSpotifyも、音量が大きすぎると下げられる可能性が高く、 また、逆に音量が小きすぎる場合は十分に上げられるとは限らない
と覚えておくとよいと思います。
どのくらいを目安にすればいい?
まずは、次のように考えるとわかりやすいです。
| 用途 | LUFSの目安 | True Peakの目安 |
|---|---|---|
| YouTube動画 | -14 LUFS前後 | -1 dBTP前後 |
| Spotify向け音楽 | -14 LUFS前後 | -1 dBTP以下 |
ただし、上記以外にも配信プラットフォームはありますが、各配信プラットフォームによってこのラウドネスノーマライゼーションの基準は様々です。
大切なのは、「-14 LUFS」こそが絶対的な基準値とは決めずに、各配信プラットフォームがどのようにラウドネスノーマライゼーションを設けているのかをまずは調べていくことが大切かと思います。
まとめ
ラウドネスノーマライゼーションは、YouTubeやSpotifyが音量差を少なくするために行っている自動調整です。
初心者の方がまず覚えておきたいのは、次の3つです。
- LUFSは「人間が感じる音量感」を見るための指標
- YouTubeやSpotifyでは、-14 LUFS前後がひとつの目安になる
- 音を大きくしすぎても、配信時に下げられることがある
つまり、配信向けの音作りでは「できるだけ大きくする」よりも、聞きやすく、歪みにくく、配信サービスで扱いやすい音量に整えることが大切です。
手軽に音量を確認・調整したい場合はTunelON(チュネロン)
LUFSやTrue Peakを毎回自分で測るのは、初心者にとって少し難しく感じるかもしれません。 ...いや、初心者に限らずに手間がかかる場合があります。
そんなときは、YouTube・Spotify向けのラウドネス調整Webツール TunelON(チュネロン) を使うと、音量チェックや調整をブラウザ上で行えます。
TunelONは、YouTube・Spotify向けに音量を -14 LUFS目安 へ整えるためのWebツールです。
ログイン不要で使え、ブラウザだけで完結します。
解析チェックはいつでも無料で、自動調整も1日1回無料で試せます。
音声・動画ファイルをアップロードして、配信前の音量確認や調整に活用できます。
また、TunelON オリジナルカーブ調整により、音のバランスを見ながら配信向けの音量に近づけることができます。
「音が小さいかも」
「YouTubeやSpotify向けの音量に近づけたい」
と感じたときの、公開前チェックとして役立ちます。